Google AnalyticsでQRコードからの流入数を計測する

Google AnalyticsでQRコードからの流入数と付随するデータを表示する方法です。

①計測するQRコードにUTMパラメータをつける

Campaign URL Builder設定

Google analyticsでQRコードからの流入を計測するためには、QRコード設定するリンク先のアドレスに、UTMパラメータを追加する必要性があります。

UTMパラメータ付きのリンクアドレスは、こちらのページ(Campaign URL Builder)で生成することができます。

Campaign URL BuilderでURLを生成する際に、「campaign source」に「chirashi」(チラシ)など広告媒体名などを入力し、「campaign medium」の欄に「qr」と入力してください。
「campaign name」には、何のQRコードなのかわかる名前を入力してください。
※入力は半角英数がおすすめです。日本語にするとアドレスが長くなります。

そして、このページで生成されたURLでQRコードを生成してください。

②探索ツールの設定

1.ディメンジョンの設定

ディメンジョンの設定

画面左側のナビゲーションから「探索」選択し、データ探索の画面から「空白」を選択します。

データ探索の編集画面に切り替わったら、まずは「変数」の欄の「ディメンジョン」の欄にある「+」をクリックしてください。

ディメンジョンの選択

ディメンジョンの選択画面から、「セッションのキャンペーン」と「セッションの参照元/メディア」を選択して、インポートボタンをクリックします。

2.指標の選択

指標の設定

次に、「変数」の欄の「指標」の欄にある「+」をクリックしてください。

指標の選択

指標の選択画面では、「イベント」内の「コンバージョン」、「セッション」内の「セッション」と「直帰率」を、「ユーザー」内の「総ユーザー数」を選択して、インポートボタンをクリックします。
※必要に応じて「セッションのコンバージョン率」または、「ユーザーコンバージョン率」を選択するしてください。

3.セグメントの設定

セグメントの設定

次に、「変数」の欄の「セグメント」の欄にある「+」をクリックしてください。

セグメントの新規作成

「セグメントの新規作成」画面で、「セッションのセグメント」を選択します。

条件の選択

セグメントの設定画面から、「新しい条件を追加」のプルダウンを選択すると、「アイテムの検索窓」が表示されるので、「トラフィックソース」内の「セッションのメディア」を選択してください。

条件の入力

セッションのメディアの右にある、「フィルタを追加」をクリックして表示される条件設定画面にて、プルダウンを「完全一致」を選択、下の入力欄に「qr」と入力して、「適用」リンクをクリックします。

最後に画面上部のセグメント名入力欄に「QRコード」など入力して、画面右上部の「保存して適用」ボタンをクリックしてください。これでセグメント設定が登録されます。

4.項目の設定

項目設定
  • 「ビジュアライゼーション」を「テーブル」に選択
  • 「セグメントの比較」に作成したセグメントを選択
  • 「ディメンション」の行に「セッションの参照元/メディア」と「セッションのキャンペーン」を設定
  • 「指標」に「セッション」「総ユーザー数」「直帰率」「コンバージョン」を設定

上記の設定を設定欄にすると、QRコードからの流入に関する表が作成されます。

QRコードからの流入データ

③最後に

UTMパラメータのデータはリアルタイムでは反映されません。一日ほどタイムラグがあるので、探索ツールで設定を作成しても、当日のデータしかない場合は表示されない可能性があるので気を付けてください。

また、コンバージョンの設定方法はこちらの記事で説明しています。


Profile

ひろさん

フロントエンドエンジニアとして制作会社に勤務。Google Analyticsでのレポート作成業務も任されることになり、独学で調べながら日々奔走しています。

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